「脚折(すねおり)の雨乞い」は、古く江戸時代に端を発したと言われる降雨祈願の行事です。麦藁と孟宗竹で作った長さ36メートル、重さ約3トンの 龍蛇 (りゅうだ)が、300人あまりの男たちに担がれ、雷電(かんだちが)池の中で水しぶきを上げながら雨乞いをする光景は、勇壮無比の一言に尽きます。
昭和39年を最後に一時途絶えていたこの行事も、地元脚折地区の住民の熱意により昭和50年に「脚折雨乞行事保存会」が発足し、翌年の昭和51年には見事に復活しました。その後は、4年に1度実施され、県内外から大勢の見物客でにぎわっています。現在では、国選択無形民俗文化財、鶴ヶ島市指定無形文化財として大切に継承されています。




会場および渡御(とぎょ)案内図


まず、準備段階として、龍蛇(りゅうだ)に使用する麦つくり、いわゆる「麦踏み」を行います。脚折(すねおり)地区の子供から年配の方々が、祭典の成功を祈り、丹念に踏み込んでいきます。
龍蛇(骨組み)に使用する孟宗竹の切り出し後、竜蛇製作のショットです。こちらは、地元 白鬚(しらひげ)神社の側道を封鎖使用して製作されます。
こちらは龍蛇の目と鼻の製作、こういう細かい部分もしっかり作りますが、4年に1回なので、前回の写真や先輩の話を聞きながら楽しく進めます。
熊笹を近くの農家の方から譲り受け、刈り取り、龍蛇に取り付けます。こちらの作業は龍蛇にお化粧をする感じでしょうか?
いよいよ約20日間かけて製作された龍蛇が当日の午前中に完成し、白鬚神社から雷電(かんだちが)池に向けて出発します。
こちらは祭典当日、同時に行われるミニ龍蛇になります。担ぎ手の中心は地元の小学生になります。
全部で4体あり、イベント等で全国に出向きます。右の写真は市庁舎に展示中のものです。
雷電池に入水のショットです。大勢の担ぎ手により、池の中に進入していきます。
それにしても重たい!担ぐ場所によっても随分違うらしいです。
「雨ふれたんじゃく、ここにかかれ黒雲」と連呼しながら池の中を練り歩きます。胴体の割には池が小さいので大変です。右がWeb管理者の私になります。
いよいよ祭典のフィナーレの龍蛇の解体です。折角苦労して製作したのにもったいない気もしますが、これも祭典の一部です。仕方がないですね。

平成16年8月31日掲載

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